日本の将来には、閉塞感が漂っています。相次ぐ異様な事件、企業の不祥事、教育や社会制度など山積する問題、そして国家ビジョンなき政治の混迷・・・。
もう政治や行政に頼ってはいられません。私たち一人ひとりが立ち上がり、具体的な行動をとる時代になったのです。
私心や野心ではなく「日本の将来のため」という「志」をもって行動する人材が今、求められています。
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かつて幕末の時代、吉田松陰は松下村塾で塾生たちに「草莽崛起(そうもうくっき)」を提唱しました。これは、動乱の幕末期の日本を救うため、草莽=草の根の民衆たちが立ち上がり、日本を変革するために行動する、というものです。
松下村塾は、ひなびた田舎の小さな私塾、それも松陰が教えていたのはわずか1年半ほどでした。しかし、高杉晋作、久坂玄瑞、山県有朋、伊藤博文、山田顕義ら、明治維新を切り開き、新しい時代を創った綺羅星の如き人材が輩出されたのです。彼らが師より学んだのは、たんなる知識や技術ではありません。
「私心を捨て世のため人のために行動する」という志と熱意を受け取ったのです。
一人の青年の「志」が、新しい時代を創ったのです。
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私たちは、今の時代こそ「吉田松陰」そして「松下村塾」が必要なのではないかと考えました。日本の将来のためには、志をもって行動する人材やリーダーが必要です。そうした人材を育てる場が必要なのです。
そこで、今日、「ネット松下村塾」を立ち上げた次第です。
ネット松下村塾の「ネット」には、インター“ネット”と人同志の“ネット”ワークの両方の意味が込められています。
インターネットを使って、議論や情報発信、意見交換を行なうだけでなく、議論したことを皆様と一緒に実践していきます。
私達の目標は、「日本人の高い精神性を取り戻す」こと、「日本の将来のリーダーを輩出すること」こと、そして「日本を変革すること」です。
この壮大なプロジェクトに、ぜひ皆様もご協力ください。
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