◇第三部討論会「私達が目指すべき“明日の日本の形”」
パネリスト:浅井隆 飛岡健
「日本をもう一度江戸時代に戻そう!」出版記念講演会の第三部では、浅井と飛岡先生をパネリストに迎え、「私達が目指すべき“明日の日本の形”」について討論会が行なわれました。
①「鎖国の可能性と完全循環型エコ社会について」
現代では完全な鎖国は現実的でないが、それに近い例としてニュージーランドがある。
ニュージーランドでは核を積んだアメリカの軍艦の入港を拒否したことで、石油などの輸入に圧力がかけられることになった。
そのときのニュージーランドのロンギ首相は国民に『石油を輸入できなくなったら馬車で暮らせばいい。野菜を作って幸せに暮らせばいい』と呼びかけ、国民はこれを支持した。
ニュージーランドでは自然のままのものを、みんなで守って暮らしている。また差別もなく、人間性が非常に豊かな人が、のんびりと人生を楽しんで生活している。一方で日本などは競争社会だが、本当に幸せだろうか。
つまり鎖国と完全循環型エコ社会の現代版の実践例のひとつが、ニュージーランドと言える。
ニュージーランドの生活、生き様というのは最終的には哲学。日本にも、どのような生き様をするかという哲学が必要。
グローバライゼーションの波を一端止めて、自分の国だけでやって行こうという姿を見せることが大切。日本の将来の目標は、『自給型の環境と文化の大国』を目指すべきだ。
(続く)
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