「財政改革の本丸は社会保障」の連載中ですが、チェックしなければいけない記事がありましたので、ちょっと割り込ませます。
2月6日の日経朝刊1面で、2009年度の基礎的財政収支の赤字が08年度の16兆1千億円から2.5倍の40兆6千億円に膨らんだと報じらていました。過去最悪です。
3面では市場関係者のコメントが。
シティグループ証券の佐野一彦氏は「マニフェスト(政権公約)から勇気ある撤退をしない限り、結局は国債発行増へとつながる不安感が消えない」と厳しい。みずほ証券の高田創氏は「財政問題に取り組む姿勢を示し続けなければ、日本でも投資家が国債から離れていくリスクが出てきた」と指摘する。
「マニフェストからの勇気ある撤退」。私も強く支持します。
なお、後者のコメンター、みずほ証券の高田創氏は共著で『国債暴落』という本を出しています。2001年の本ですが、今でも十分読む価値のある本です。「Wmode」にレビュー書きましたので、「Wmode」にまだ入っていない人は是非入って読んでくださいね。(「ネット松下村塾」と「Wmode」の使い分けを模索中のため、上記文章自体を「Wmode」にも掲載しています)
再生日本21
執行役員 稻田雅彦
「国債暴落!に異常なる反応?」
>『国債暴落』
などという意味不明なる表現しか出来ない輩の金融能力を疑う!
金融はもっと・・たとえば、金融工学など持ち出さなくても、状況に応じて「(通貨発行量など)臨機応変」に対処すべき代物である!と思うのだが・・
たとえば、為替相場が「①円高」「②円安」の何れに触れても輸入価格よりも高く商品価値に仕上げて輸出するのであるから①②の何れに振れても、輸出入と言う一国における実態経済においてはゼロサムなので問題は無い筈である。(輸出入間に多少のタイムラグや私企業間でメリットデメリットの差異は有るにしても・・)
問題なのは輸出入の実態に基づかないで「為替差益」を目論む「金融工学」なるテクノロジーモドキを振り回す輩の存在である。(まあ、株価の変動を楽しむゲーム感覚ならば許されるとは思うが、経済成長している限り大した問題ではない・・以下省略)
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そういえば、浅井先生は講演で・・「人為的に日本の国債暴落を目論む集団の存在」を警戒していました。(3000億円程度の国債を入手して、それを演じようというのは馬鹿げていると思うのだが・・流通市場は一体どうなっているのだろう!?少なくとも財務省理財局は「第○○回に発行した、金利○○の15年債が後3年で償還となる国債を○○億円分発行して・・」などという市場関係者の要望に応じてるようだが・・)
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「国債暴落=金利アップ」ならば・・
これは「インフラ本位制に基づく通貨管理システム」の必要性を日銀が気付くことによって防止(制御)できると考える。
前記した、社会状況に応じ「臨機応変」とは・・
たとえば・・
第一通貨(既存の通常通貨)
第二通貨(非日常通貨)
第三・・(大金持ちの通貨)
など・・
各種通貨に対応した「市場の開拓こそ!」が「真の金融工学に基づく通貨管理」であると信じる。
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但し、当方は工業高校電気科出身に過ぎませんが・・
電流をカレント
通貨をカレンシー
と表現することに基づき・・
更に、今やカレントである電気回路は複雑で情報通信を管理しているにもかかわらず、通貨であるカレンシーの「実に単純なる仕組み(少なくとも「加減⇒加減乗除」程度で、対数やルートなど全く使用していないのが「通貨管理」という回路(システム)なのでは・・?)」であるとすれば、嘆かわしい限りである。
と、「直観」および「暗黙知」に基づき断定してに過ぎません
よって、
「当たらずとも遠からず!」
ではなく
「当たらない上に大外れ!」
の可能性も有ります。
(平身低頭)
追記
「最早、専門家集団に、何と馬鹿げたことを・・と、思わせるほどの提言でなければ、日本国家の財政赤字どころかグローバル化した金融と言う 化け物 を退治できないのである!!」
(これも、ド素人の「自作自演」ですので、悪しからず。)
投稿情報: 三成21 | 2010年6 月 2日 (水) 21:11